気付けばもう9月半ば。
ハルカは残り少ない休みが明ける事を思うと、
また毎日通学か…と憂鬱な気分になる。
しかし、考えてみると、大学に通うのが面倒、なんて贅沢な話だ。
行きたくても行けない人だって大勢いるのに。
でも、ハルカと同じように、授業が面倒だと感じている大学生は、
結構多いはずだ。
自分で大学に通う道を選んだのに、何か本気になれない。
そんなハルカがはまったのがインターンだった。
夏休みの間は特に。
学校は、サボろうと思えばいくらでもサボれる。(教室に座っていても)。
友達とワイワイやるのは楽しい。
ボーっとしてればいつの間にか授業は終わっている。
……こんなんでいいんだろうか。
不安に駆られたハルカ。
インターンに没頭している間は、そんな不安が吹き飛んだ。
がんばらなければ迷惑がかかる。
仕事を覚えればスキルがついた気がする。
しんどくても、頑張れば達成感がある。
こんな状況の中では不安に浸る余裕もなく、
自分が頑張っている実感が湧き、それが心地よかった。
しかし、もうすぐあの学校が始まる。
ゆったりと流れる時間。
頑張れるかどうかは自分次第。
ハルカは学生生活の中で、インターン以外に、この不安を吹き飛ばすものを探し始めた。