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┃ コラム 「成功者になりたければ本を読もう」
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┃ 清水 有高 2003/2/20
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あなたは今年に入ってから何冊の本を読みましたか?
昨日、仕事が終わってから今年読んだ本の数を数えてみました。43冊ありま
した。43冊のうち20冊以上が正月休みに読んでいたものです。
その他諸々です。分厚い本もあれば、文字が大きくて読みやすい本もあります。
他にも漫画の数(雑誌を除く)を合わせると100冊を超えるでしょう。皆さん
は今年に入ってからどれくらい本を読まれたのでしょうか?周りの友人に聞いて
みたら1?2冊が平均でした。
「読書は大切だ」といわれます。世の中の成功者達を見ると本当に読書家です。
営業先で懇意にさせていただいているビジネスの先輩である社長の方々、
その方々の社長室や自宅に行くと必ずといっていいほど大量の本が積み上げら
れています。
読書は大切です。新しい知識を得て、思考を深めることにより、人間としての
深みが出てきます。少し極論になってしまいますが、成功したければ読書をした
ほうがいいといって差し支えないかもしれません。少なくとも、私が見てきた成
功者の方々(ビジネス界であれば年収4000万円以上の人々、各界の著名人)
は読書家であり、勤勉でした。
皆さんはいかがでしょうか? どれだけ本を読まれていますか? 中には今年に
入って1冊も読んでいないという人もいるかもしれません。これほどまでに読書
が大切といわれ、実践している人々が成功しているという事実があっても、なか
なか自発的に読書を心がけている人はみつかりません。
皆さんは「成功者」になりたいですか?そう問いかければ殆どの人が『YES』
と答えると思います。誰も進んで落伍者になりたいとは思っていません。本気で
成功者になりたいのであれば、『読書習慣』という良い癖をつけることがどれだ
け自分にメリットがあることなのかをしっかりと理解するべきです。
会社が成長する為には色んな投資が必要となります。設備投資をしたり、良い
人材を採用するために採用費や人件費を払ったりなどです。それと同じように、
人間も成長し成功する為には『自己投資』をする必要があります。
投資には費用対効果がありますが、その中でも読書をするということはかなり
高い費用対効果があると思います。例えば、1,000円のご飯を食べたとして
も半日もすればおなかが空きます。1,000円のネクタイを買ってもいい物は
買えません。しかし、1,000円の本を買ったとき、良書であれば自分の人生
に大きな意味をもたらすことになるかもしれません。
そもそも、どうして成功者には読書家が多いのでしょうか? 成功するという
からには世間並みのことをやっていてもそうはゆきません。標準以上の何かを成
し遂げたからこそ「成功」するのです。その、標準以上の何かを成し遂げる為に
は、読書をすることが一つの近道となっているのかもしれません。『成功の為の
読書』、これについて少し考えてみたいと思います。
『人間というのは、知らないことは出来ません』
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれません。例えば、水を飲みたい
と思ったとき、私たちはコンビニに行ってミネラルウォーターを購入し、渇きを
潤します。もしコンビニを知らなければ、コンビニで水を買うことは出来ません。
「お金という代価を払って物と交換する」という資本主義の原理を知らなければ、
物を購入するという発想すらわきません。もっといえば、「水が飲める」という
ことを知らなければ、水を飲もうとすら思わないと思います。
このように、私たちが行動を起こし、何かしらの結果にたどり着くことが出来
るのは、意識・無意識に関わらずちゃんと『結果に対し行動すべきことを知って
いる』からなのです。
簡単にいえば
『 知識 → 思考 → 行動 → 結果 』
ということになります。
ここでいう『知識』は、意識・無意識に限らず、その人が持っている情報の総
量です。何かをしようとすると、私たちは脳の膨大な記憶の中から『思考』とい
うプロセスを経て、自らが行う行動に対して最適な情報を検索します。それは過
去の経験であったり、今までの習慣であったりもします。
「喉が渇いた」という欲求に対し「水を飲もう」という目的がうまれ、過去の経
験の中から『コンビに行けば水が売っている』という情報が思考されて、必要な
情報が検索されます。そして、私たちは「コンビニに行き水を買う」という行動
を起こし、水が飲めたという結果につながるのです。
『世の中は【結果】で判断される』
厳しいですがこれが現実です。たとえ頑張ったとしても、結果が出なければ認
めてもらえません。努力を否定するつもりは毛頭ありませんが、やはり「結果」
は重要なのです。
世の中のビジネスマンは、自分が認められ、より良い収入・地位を得る為に必
死で結果を出す為に頑張りますし、受験生たちはよりよい大学に行く為に必死で
勉強します。スポーツマンであればよりよい成績を出す為に必死で練習します。
誰も、結果は出なかったけど金メダルの人と同じくらい頑張ったから、銀メダル
の人にも金メダルをあげようよ、とは言ってくれません。それはスポーツでも
勉強でも、ビジネスでも一緒です。そんなことをしたらめちゃくちゃになってし
まいます。
『【結果】を良くするにはどうすればいいのか?』
みんな「結果」を出す為に必死で頑張ります。しかし、『結果を良くするには
どうすればいいのか?』について真剣に考えている人は結構少ないです。こんな
ことをいうと、必死に頑張っている人たちからそんなことは無いぞ!という声が
聞こえてきそうです。
例えば、私が今やっている仕事は『営業』です。営業マンが出すべき「結果」
は、いうまでも無く「売上」という名の数字です。それがなければ会社が潰れま
すし、給料ももらえません。世の中の営業マンはこの数字のために必死で頑張り
ます。
お客さんに沢山会おうと思ってアポイントを取ったり、飛び込み営業をしたり、
沢山メールを送ったり、電話をしたり………もう本当に必死で頑張っています。
ただ、頑張ったからといって「結果」が出ているわけではないのです。
『いくら【行動】を繰り返しても【結果】はあまり変わらない』
人間が結果を生み出す公式は『知識→思考→行動→結果』です。先述の頑張っ
ている営業マンがやっていることは、この4段階のうち、最終的な『結果』の前
段階の『行動』に対して力をかけているわけです。
しかし、「結果」がうまくいかなかったのは、当然それまでの「行動」がまず
かったからです。間違った練習をいくらやってもスポーツがうまくならないのと
一緒です。【結果】を良くしたいのであれば「行動」を変えるのではなく、その
前段階の【思考】の段階での努力をするべきであり、更に「結果」の原点となっ
ている【知識】に対しての努力が必要となってくるのです。
『【知識】に対しての努力が良き【結果】につながる』
あくまで、ここで言う【知識】は受験勉強的な知識の総量をいうのではなく、
「その人が持っている情報の総量」です。これは「経験・体験」からも増えます
が、【読書】からも吸収が出来ます。また、むしろ【結果】を良くするには『読
書』をする方がいい場合が多いのです。
なぜならば、「経験や体験から得る知識」というのは常に「思考」から発生し
ているので、『今までと違う価値観・知識を得る可能性』が必然的に低くなって
しまうのです。その点、『本』は手元において読むだけでいろんな価値に出会え
ます。
つまり、「良い結果」が欲しければ「よい行動」をする必要があり、「良い行
動」をする為には「良い思考」をする必要があります。そして、その「良い思考」
をする為の原点は、その人が持っている「知識の絶対量」となります。
ここで注意するべきことは、【偏った知識を持っても仕方が無い】ということ
です。営業上手になりたいと思って営業のビジネス書だけを読んでも意味があり
ません。無論、専門書なので参考になることは非常に多いです。私も営業の関連
だけで30冊以上読みました。
しかし、営業の「結果」を出したければ、その専門分野にはまることなく、漫
画も、哲学も、小説も、心理学も、科学の本も、医学も、料理の本も色んな知識
を吸収する必要があります。
そういった「幅広い知識」を得ることにより、自分の知識に幅がうまれ、他の
人とは違った発想が出来るようになり、それが他の人とは違う「行動」につなが
り、「結果」が生まれるのです。成功した人たちは、貪欲に色んな知識を吸収す
ることにより、それが他とは違う思考・行動につながり、その結果「標準以上、
あるいは、標準とは違った結果」を生めるのです。そのために、彼らは成功でき
たのではないでしょうか。
『成功したければ本を読もう』
成功したければ本を読もう。使い古されたように「読書が大切」などというこ
とを言うつもりはありません。これから社会人となる学生さんに、もっと露骨に
いえば、『高い給料が欲しければ読書をしよう』『クビされたくなければ本を読
もう』と言ってもいいのかもしれません。
人は「知らないこと」はできないのです。人は常に「行動」をし、【結果】を
生んでいます。しかし、その原点には【思考】があり、【知識】があるのです。
【結果】をよくしたければ【知識】を豊かにしましょう。その近道の一つとして
「読書」はとても大切です。
「読書をする時間が無い」はあまりにも使い古された言い訳です。あなたより
成功している人は、あなたよりも忙しく、あなたよりも勤勉です。失敗をしてい
る人ほど忙しい忙しいと連発し、それを理由に学ばず、「行動」を改めず、「思考」
を改めず、日々を浪費しています。
年収数千万円を稼ぐビジネスマンは本当に多忙ですし、各界の著名人も大忙し
です。あなたはそんな人たちよりも『忙しくて時間が無いから本が読めない』と
いえますか?