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┃ コラム 「人は自分とは違う」
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┃ 藤井 徳樹 2003/2/14
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先日ある社長との雑談の中で次のことを尋ねられました。
「バレンタインデーには次のうち何が欲しい?」
1.手作りのチョコレート
2.ブランド品の高価なチョコレート
3.チョコレートよりはもっと実用的で価値のあるもの
私は「そんなの手作りに決まっているじゃないですか。」と答えました。
でも横にいた別の社長は、
「チョコレートなんて食べないから、ネクタイなどいつも身につけられるもの
が欲しい。」
という意見でした。
世の中の人の性格は3パターンに分かれているそうで、
私は「人類皆兄弟タイプ」だそうです。
よく「自分のして欲しいことを人にもやってあげるのがよい。」とか
「自分のやって欲しくないことを人にもやってはいけない。」と言われますが、
ちょっと違うようです。
チョコレートなどプレゼントを考えるときも同じで、「自分は手作りが欲しい
から、きっと手作りを渡すと喜んでくれるに違いない。」と考えるのはまずい
ようです。
「人は自分とはものの考え方・捉え方が違う」ということを前提に行動し、また
接していかないと様々な衝突を生み出すことになります。
雑談の中で聞いた話ですが、ある社長の息子が3年ぶりに日本に帰ってくると
いうので、その社長は花束を持って迎えに行ったそうです。しかし、息子の反応
はというと「花束なんて無駄なものを買わないでくれ。」でした。
それ以来親子断絶がしばらく続いたようですが、その社長がある勉強会で、
「人は自分とは考え方・捉え方が違う」ということを体系的に理解されてからは、
少しずつ関係が良くなってきたそうです。
みなさんも、今年のバレンタインはちょっとリサーチした上で動いてみてはい
かがですか? 3パターンのうちのどれかが当てはまります。
(Q)「バレンタインデーには次のうち何が欲しいですか?」
1 手作りのチョコレート
2 ブランド品の高価なチョコレート
3 チョコレートよりはもっと実用的で価値のあるもの
バレンタインデーの起源
丸子 芳史
一般的に2月14日はバレンタインデーということで、特に祝日でもないのに
その日は浮き足立っている男性も多いことでしょう。
そんな原因の起源を調べてみました。
バレンタイン・デーは、英語では「Saint Valentine's Day」、訳せば
「聖バレンタインの日」という意味です。つまり、バレンタインというのは
「人の名前」なのです。どんな人だったかというと・・・。
西暦3世紀のローマでのことです。
皇帝クラウディウス二世(在位268?270)は、若者たちがなかなか戦争に出たが
らないので手を焼いていました。その理由は彼らが自分の家族や愛する者たち
を去りたくないからだと確信するようになったクラウディウスは、ついに結婚を
禁止してしまったのです。
ところが、インテラムナ(イタリア中部にある町で、現在のテラモ)のキリス
ト教司祭である【バレンチノ(英語読みではバレンタイン)】は、かわいそうな
兵士たちを見かねて内緒で結婚をさせていました。
それが皇帝の知るところとなったから大変です。しかも、当時のローマでは
キリスト教が迫害されていました。皇帝はバレンチノに罪を認めさせてローマの
宗教に改宗させようとしましたが、バレンチノはそれを拒否しました。
そこで投獄され、ついには西暦270年2月14日に処刑されてしまったということで
す(269年という説もあります)。
ローマではルペルクスという豊穣(ほうじょう)の神のために、ルペルカーリ
アという祭が何百年ものあいだ行われていました。毎年2月14日の夕方になると、
若い未婚女性たちの名前が書かれた紙が入れ物に入れられ、祭が始まる翌15日に
は男性たちがその紙を引いて、あたった娘と祭の間、時には1年間も付き合いを
するというものです。翌年になるとまた同じようにくじ引きをします。
496年になって、若者たちの風紀の乱れを憂えた当時の教皇ゲラシウス一世は、
ルペルカーリア祭を禁じました。代わりに『違った方法のくじ引き』を始めたの
です。
それは、「女性」の代わりに『聖人』の名前を引かせ、1年間の間その聖人の
人生にならった生き方をするように励ますものです。そして、200年ほど前のちょ
うどこのお祭りの頃に、殉教していた『聖バレンチノ』を新しい行事の守護聖人
としたのです。
次第に、この日に恋人たちが贈り物やカードを交換するようになっていきました。
バレンチノは、獄中でも恐れずに看守たちに引き続き神の愛を語りました。
言い伝えによると、ある看守に目の不自由な娘がおり、バレンチノと親しくなり
ました。そして、バレンチノが彼女のために祈ると奇跡的に目が見えるようにな
ったのです。
これがきっかけとなりバレンチノは処刑されてしまうのですが、
死ぬ前に『あなたのバレンチノより』と署名した手紙を彼女に残したそうです。
そのうち、若い男性が自分の好きな女性に「愛の気持ちをつづった手紙」を2
月14日に出すようになり、これが次第に広まって行きました。現存する最古の
ものは「1400年代初頭にロンドン塔に幽閉されていたフランスの詩人が妻に書い
たもの」で、現在は大英博物館に保存されています。
しばらくたつとカードがよく使われるようになり、現在では男女ともお互いに
バレンタイン・カードを出すようになりました。
バレンチノがそうしたように『あなたのバレンタインより(From Your
Valentine)』と書いたり、『わたしのバレンタインになって(Be My Valentine)』
と書いたりすることもあります。現在アメリカではクリスマス・カードの次に
多く交換されているとか・・。
実は、女性が男性にチョコレートを贈るのは『日本独自の習慣』です。
欧米では、恋人や友達、家族などがお互いにカードや花束、お菓子などを贈ります。
では【チョコレート】はどこから出てきたかというと、『1958年に東京都内の
デパートで開かれたバレンタイン・セールでチョコレート業者が行ったキャンペ
ーン』が始まりだそうです。
そして、今では「チョコレート」といえばバレンタイン・デーの象徴のように
なってしまいました。クリスマスもそうですが、キリスト教になじみの薄い日本
では本来の意味が忘れられてセールスに利用されがちのようですね。
自分の命を犠牲にしてまで神の愛を伝え、実践したバレンチノ・・・。
今年のバレンタイン・デーはそんな彼のことを思い出してください。