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年度の変わり目にあたり新しい生活を迎えるみなさまへメッセージ

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┃ コラム 「年度の変わり目にあたり新しい生活を迎えるみなさまへメッセージ 」
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┃                      丸子 芳史  2003/03/27
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JOYB株式会社、事業統括部の丸子です。

 僕はこの3月大学を卒業します。今までインターン生としてジョイブで仕事を
してきて、4月より社員として勤務を「継続」します(一応「即戦力入社」かも
しれません)。

自分は大学では「社会学」を専攻していました。

社会学!? あまりなじみの無い人やどこかで聞いたことがある人それぞれだと
思いますが、簡単に言うと「社会で起こりうる全ての事象」が社会学の研究対象
となります。

 そのため、「社会学」は非常に幅の広い学問として多くの人に理解されていま
す。産業社会学、社会心理学、家族社会学、社会病理学などなど、とりあえず「社会
学」とつけば何でも社会学なのです。


大学で教えることは、社会学史や社会学概論は勿論のこと、デスクスタディー
であることばかりでした。実際どこの社会学科や社会学部でも、やることはほと
んど一緒だと思います。


しかし、社会のことを勉強するのに社会に出ず勉強するのはいささか問題なのでは?
などと感じてしまいます。大学生時代、教授の中には「社会学科の学生は外に出ろ」
という人もいましたが、どうもそれはフィールドワーク(注1)のことを指してい
たようです。


僕は、「もっと社会と関わることで社会を学ぶこと」が『社会学』なのではな
いかと常々考えていました。では、具体的には「社会」とはどのように関わって
いけばよいでしょうか。


僕は半年間JOYBでインターンシップをして、「これが僕の求める社会学な
のかもしれない」と考えました。


最近読んだ本に『SEの思想』というものがあります。
ここで書かれている内容は、優秀なSEを育てるためだけのものではなく、ビジ
ネスに関わる全ての人に当てはまるものでした。


その中で、「習うより慣れろという職種であるのは紛れも無い事実である」
という一文がありましたが、この言葉はSEやプログラマーにのみ限った事では
ないと思います。

 いくら丁寧に教えたところで、相手に覚える気が無ければ、全くその人の身に
はつかないのです。このことは、他の業種でも同じことが言えるのではないかと
思います。


『実際にやってみる』

 このことが、僕の考える「実践社会学」の基礎理念です。
その方法論は、インターンシップを通して社会と関わることで明らかにできると
信じています。


僕はこれからも、この「実践社会学」をもっと深く追求していきます。


(注1)フィールドワーク: 現地調査、現地に入りその中で生活しながら調査を
行う手法、民俗学、文化人類学、及び社会学で行われます。


グリーン車

清水 有高

 仕事柄、新幹線を使って東京に行ったり大阪に行ったりすることがあります。


そんなときにいつも使っていた電車はもちろん「新幹線」です。学生時代は
青春18切符を使って、ゴトゴトと鈍行に揺られてどこまでも(実家のある滋賀県
の始発に乗って、終電まで電車に乗り続けて熊本まで行ったことも)行っていた
ものですが、さすがに仕事を始めると時間のほうが貴重になって新幹線を使うよ
うになりました。


ちなみに、今もこのコラムの原稿を新幹線の中で書いています。いつも私が利用
している新幹線は『ひかり号 普通車 指定席』です。これがそこそこ速くて、1番
コストパフォーマンスが良いからです。


けど、今回は少し奮発して『のぞみ号 グリーン車 指定席』に乗ってみました。
会社の経費で認められるのは「ひかり号」の運賃までですので、プラス6000円近
くは自腹です。6000円が全然財布にとって軽い・・というわけでも無い私にとっ
ては結構な値段です。


今回初めてグリーン車に乗ってみて思ったのですが、座席の幅も広いし、内装
も普通車と比べて高級感があります。何よりも一番驚いたのは『おしぼり』が出
てくることです。今まで色んな電車に乗りましたが、おしぼりが出てきた電車は
生まれて初めてでした。他にも音楽が聴けたり、雑誌が座席ごとにおいてあった
りと、色々と普通車と違うところがありました。


この6000円、あなたは高いと思いますか?安いと思いますか?
純粋に物理的な違いだけを考えたら、ひかりとのぞみの違いは「30分早く目的地
に着くか着かないかの違い」、普通車とグリーン車の違いは先ほど述べた「サー
ビスの違い」です。おそらく私と同世代で、社会人になって2年足らずの若造に
とって、この6000円は『高い』と感じることでしょう。


では、どうして私がこの6000円を使う必要性を感じたのか、その理由を少し書
いてみます。


人間というものは不思議なもので、常に「安定」へと向かおうとします。決め
られたことをいつも守る方が楽ですし、日々変化があるよりは安定している方が
安心が得られます。それが普通の人の感覚です。


しかし、決められていることを守り続けていても安定の保証が得られる時代で
はありません。常に新しい価値観を持ち、自ら変化し、新しいサービスを生み出
し、進化していく企業が生き残ってゆく時代です。そして、そんな時代に求めら
れているビジネスマンも、決められたルーティーンワークをこなすだけではなく、
自らお金を生み出す企画を考え、会社の悪いところを良くする変化を生み出す
ビジネスマンです。


では、『常に変化・進化していくビジネスマン』になるのと、『日々のルーティ
ンワークのみを続けるビジネスマン』と、みなさんどちらになりたいでしょうか?
おそらく、殆どの学生が「前者」を選ぶはずです。


当然、決められた仕事しかできない人間はいくらでも交換が利きますし、その
分希少価値が低いので給料も安く、解雇される可能性も高く、更に解雇された後
に良い職場に転職できる可能性も現実に高いとは言えません。


では、どうすればルーティンワークだけで終わることなく、「常に変化・進化
していくビジネスマン」になれるのでしょうか?


自分で何かを生み出す仕事というのは本当に大変です。仕事をしていると日々
の雑多な業務に追われ、新しいことを考える時間やエネルギーはすぐに無くなっ
てしまいます。電車に揺られて出勤したら、業務に追われ、また電車に揺られて
帰宅している。そして、テレビを見るか、友人とのみに行くか、何かをして寝る。
そして再び朝がきて……という日々の繰り返しになってしまいます。


形は違えど、「変化の無い日々を過ごしている人々」はこの日本に何百万、何
千万人といるでしょう。こういった人々に「今までとは違う新しいサービス」や
「会社を変革させ更に進化させる」ということは難しいと思います。


社会人になっていく学生のみなさんに肝に銘じておいてほしいことなのです
が、『人間とは安定してしまう生き物である』ということをぜひ自覚しておいて
ください。そして、安定にもたれかかることなく、常に変化・進化する人こそが、
新しい企画を生み出せるビジネスマンだということも覚えておいてください。

 

 私がどうしてグリーン車に乗ったのか? それは、いつも普通車を使っている
という「日常」に少しの『変化』をもたらしたかったからです。いつも同じ日常
にとらわれていると、新しいことを考える脳みそが退化してしまいます。ジョイ
ブのようなベンチャー企業にいるのに、新しいことを考える脳みそが退化してし
まったら大変です。会社の為にもなりませんし、自分の成長の為にもなりません。
私がグリーン車に乗ったのは、安定してしまいがちな脳みそに活を入れる為です。


私は新しいことを考える脳みそが退化しないように、他にも色んなことを心掛
けたいと思っています。私は今、大阪の梅田に住んでいます。そして、神戸のジ
ョイブの本社まで通勤しています。いつも使っている電車はJRです。


しかし、たまにJRではなく、私鉄である阪急や阪神電車を使って、いつもと
違う風景を見ながら出勤したりもしています。私は読書が好きで、月に30冊は
最低読むことを目標にしていますが、新しく本を買うときの基準として、興味が
あって読みたい本『Want』、興味はあまり無いが読んだほうがいい本『Must』と、
更に今までと全く関係ない分野の本(今であれば占星術、古武術など)に分けて
新しい本を買います。


他にも、私はいつもの日常を壊す為に「少しだけの贅沢」をすることがありま
す。それは『5000円の朝ごはんを食べること』です。会社に行く前、いつもより
2時間ほど早起きをしてリッツカールトンホテルのモーニングを食べるのです。


リッツといえば世界に名だたる一流ホテルです。いつも吉野家の280円の牛丼
と50円の卵を食べている私が、5000円の朝ご飯を食べるのはビックイベントです。
しかし、超一流のサービスを受け、豪奢な内装の中、ゆったりと食べる朝ご飯は
「日常に変化をもたらす」ということでは非常に費用対効果が高いと思います。


ちなみに、初めてリッツでモーニングを食べたときはかなりびっくりしました。
バイキング形式になっていて自分でお皿をとって料理を選ぶのですが、フレッシュ
ジュースは頼めばその場で搾ってくれるし、パンは焼き立てだし、びびりまくっ
てました。


更にびっくりしたのは、目玉焼きやオムレツを目の前で作ってくれることです。
バイキングには常駐のシェフが数人いて、お客さんのリクエストに合わせてその
場で作ってくれるのです。本当にびっくりしましたが、しかしその「びっくりし
たという感覚」が、知らず知らずに安定に向かってしまうことを防ぎます。

 

 つまり、安定を壊し、変化するということを自分自身の日常にしてしまえばいい
のです。日常レベルでそのように心掛けておけば、仕事にも自然と応用されてゆ
きます。自分自身の脳みそを鍛えておけば必ず役に立ちます。今回の6000円も
「投資」と考えれば、その費用対効果は確実に何倍・何十倍にもなって返ってく
るでしょう。取り返そうと必死にがんばる訳です。


それには何でもいいんです。「5000円のモーニング」や「グリーン車」ある必
要はありません。「いつも使っている通勤通学路を変えてみる」「早起きして、
快速ではなく鈍行に乗ってみる」「いつも目に入るけど入店したことが無いお店
でご飯を食べてみる」。お金をそんなにかけなくても、日常を壊すことはいくら
でもできると思います。


安定を壊し、変化を日常とする。この心構えを持つことは本当に大切ですよ。
皆さんも社会人になる前から練習として心掛けてみてください。もう新横浜に着
きました。もうすぐ東京です。今回の出張でも、新しい人と出会い、新しい仕事
が生まれ、よき変化が起きるよう努力したいと思います。


皆さんも、ぜひこれからの新しい時間を頑張ってください。

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2003年3月27日 07:40に投稿されたエントリのページです。

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