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┃ コラム 「長く使うために」
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┃ 松島 光彦 2003/5/8
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皆さん、藍染めって知ってますか?
代表的な物として、Gパンのインディゴブルーがあげられます。
あれもアメリカの「藍染め」なのです。
日本の場合、「蓼(タデ)」と言う植物を発酵させて作った染料
を用いる染め方のことをさしますが、他にも中国やインド、南米
やヨーロッパにも藍染めは存在し世界中にある色だと言えます。
余談になりますが、日本の蓼を使うやり方は色合いが深く、世界
的にもジャパンブルーと呼ばれ・・・最近はサッカーで有名です
が・・・世界でも人気が高いのです。
この日本の藍染めは蓼を発酵させて使用することから「天然発酵
本藍染め」と呼ばれます。染めることで生地が強くなり、よじれ
や引っ張りに強くなり、使い込むほどに色合いも深くなり肌触り
も良くなるという、たいへん生活に即した染め方と言えます。
この藍染めという物、京都などではまだよく見かけるようですが、
今の日本ではあまり見かけなくなりました。
なぜでしょう?それは作るのに時間と手間がかかるためです。
一枚の製品を完成させるのに三ヶ月ほど・・現在のスピード消費
の時代にはあまりにも長い時間です。
しかも自然染料は空気との触れ合い方でどんどん色合いも変わっ
ていきます。同じ製品を短時間で大量に作らなければならない今
の時代にはちょっと適していないのかも知れません。
でも僕は今、母から受け継いだ藍染めの風呂敷を使っています。
母は祖母から受け継いだようです。単純に母が受け取った時から
数えてももう30年以上、その風呂敷は僕の家族が代わる代わる使
いながら、今は僕の手元で生き続けています。
紙袋で30年以上持つでしょうか?ビニールの袋を30年も使いたい
でしょうか?
藍染めとは長く使う事を前提に、たくさんの時間と手間をかけて、
この世に生れてきたようなものなのです。
なんでもすぐに完成出来ると思ったら大間違いでしょう。
藍染めも、天候によって染料がのりやすかったり、そうでなかっ
たりするそうです。長い時間をかけて完成しても、最初は糊のせい
で固い生地のままです。
使い込み、洗濯をするたびに柔らかく使いやすくなっていきます。
最初は自分の考え方が一番大事でしょう。
考え方を押しつけてしまうこともあるかも知れません。
思い通りに物事は運ばないものです。
知らないことの方が多いのだから、だんだんに情報を吸収し柔軟に
対応出来る様な素地を作っていかなければなりません。
時間をかけて自分を育てることで、その期間はつらくともきっと
どこかで綺麗なブルーを人に誇示出来る。
それを知っていればちょっとの天候不順や、空気のよどんだ日など
は耐えることができるでしょう。
そうして育ったあかつきには、長く人の為に、巡り巡って自分の為
に力を発揮できるようになるでしょう。
僕はそう考えます。
本当の物は完成させるのにも時間がかかるけれどその分長く使える。
自分という素材を「本物にする」ために、慌てず騒がずじっくりと
自分を創り上げる。
若い時ってそんな時期だと思ってます。
『女 性 職』
繁延 恵子
男女雇用機会均等法というのがあります。
これで日本の社会ではファッションモデルなどの特殊な職種を除
き、人事採用や日常の勤務上における男女差別は、原則としてあ
ってはならないきまりになっています。90年代後半になって改正
強化されたにも関わらず、タテマエとして扱われているケースも
現実にはあるようです。
「女性一般職」という雇用システムもその一つだと思います。
ビジネスの第一線に立つ総合職のサポート的な庶務・雑務を行う
職種とされていますが一般職という職種が、もし本当に企業組織
の運営に必要不可欠であるならば、「男性一般職」という職種も
女性のそれと同じ数だけ採用されてしかるべきではないでしょう
か。それでこそ本当の男女平等といえると思います。
ただし当の女性一般職達が自らの置かれた境遇に満足されている
かいないかというのは、ここでは全く問題にしていません。彼女
達の意思には関係無く、男女平等の理念を貫徹するとなればこの
ような考えもあっていいのではと少し思ってのことです。
「専業主婦」というのも、考えてみれば不思議な肩書きだと思い
ます。通常、人の肩書きというのは、会社員、小売店主、教員、
フリーライターなどのようにその職業、社会の中で置かれたポジ
ションを指すはずです。その法則を使うと当然「無職」というの
が彼女達にふさわしい肩書きであるはずなのに、既婚の女性に限
って、「主婦」と名乗ることが許されています。どうしてでしょ
うか。
調べるとそのことにはそれなりの歴史的な経緯があります。近代
資本主義国家の成立期においては、男性―外で賃労働、女性―家
庭内で賃金にならない労働、という性別による役割分担を人々は
一方的に押し付けられてきました。
今でもたまに聞くのは、夫がオフィスでパソコンに向かい合いま
たあるいは外回りの営業に汗を流している昼日中から居間で寝転
がってテレビのワイドショーを眺め、カルチャーセンターに通う
ような主婦もいるということです。これはいかがなものでしょう
か。扶養家族に入り夫の税金面などでも優遇されるにはとてもも
ったいない人材です。その有り余ったパワーを他に有効活用でき
ればいいのになと思わずにおれません。
ちなみに愛人には累進課税が適用されるそうです。すなわち、専
業主婦一人当たり(夫の所得の)a%が税として持って行かれる
としたら、愛人が一人増えれば2a%持っていかれることになる
ようです。(雑学です。深い意味はありません。)
いろんなケースがありますが女性の能力も男性の能力も同じよう
に評価され認められる社会になりつつあると思います。現状で特
に不満があるわけでもありませんが与えられた使命を忠実にはた
すことが成功への道だと信じて頑張っていきたいと思っています。
皆さんも頑張っていきましょう!