━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ コラム 「時を告げる力よりも時計をつくる力が必要」
┃………………………………………………………………………………………………
┃ 藤井 徳樹 2003/8/7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2ヵ月前に「日本を変えるための方策」として、「朝型社会をつく
る」ことを思いつきました。
(かなり単純であたり前のことですが)「毎日、大人が元気な顔を
して帰宅して子供と夕飯を食べるだけですべてが好循環になる」と
思ったのです。
経済活性化や雇用の安定化、教育改革などいろいろ政策が出ていま
すが、「朝型社会」にするだけですべてがうまくいきます。
この「朝型社会」づくりをするために今はいろいろな経営者に呼び
かけています。ちなみにジョイブの始業は朝6:30です。
早起きは誰もがしたいができないこと。これを会社のルールにすれ
ば早起きせざるを得ない。一度習慣づけば、自分の財産になります。
先日、ある勉強会で、「起業して良かったことは何ですか?」と質
問がありました。
何のために起業したのか?いろいろあるが、起業して良かったこと
はやはり自分のやりたいことができること。
また、組織をつくっていくことで人に影響を与えることもできます。
まだジョイブは小さな組織なので、「朝型人間」を多く輩出するこ
とはできませんが、これがソニーなら14万人に影響を与えること
ができます。
7年前の社会人1年目に読んだ「ビジョナリーカンパニー」という
著書に確か、「時を告げるのではなく時計をつくる」というような
フレーズがあり非常に心に残っています。
いくら「今何時なのかが分かる能力が備わっていても、時計をつく
って多くの人に時間という概念をつくった」人のほうが明らかに世
の中に貢献していると思います。
組織づくりとは時計をつくるようなものだと思います。
トップがいくら「時を告げる」素晴らしい能力があってもそれを広
く伝える仕組みがなければ世の中に影響を与えることはできません。
私としては、今後組織を拡大し、良し悪しを見極めた上で、良い行
いをできるだけ多くの人に伝えていけることが会社を経営していく
上での今後の楽しみの一つです。
夏休みに突入し、インターンを希望する学生の方が大幅に増えまし
た。それとともに問題も時々発生します。
2年前の夏のインターンをコーディネートした時のこと。
ある月曜日にインターンの初日が集中しました。
当日の朝になんと5人もの方から、「親が急病で倒れた」「親が交
通事故に遭った」などの類で突然のキャンセル。
本当だと信じたいが、これだけ集中するとさすがにあきれてしまい
ます。(最近は慎重に進めているのでほとんどこうしたことはなく
なりましたが。)学生を受け入れる企業はこのために机やPCを用
意していたり。せっかくインターンの受け入れを決めてくれた企業
も「やっぱり学生は信用できんな」とそれ以降の受け入れがストッ
プとなり後輩にも迷惑をかけます。
ジョイブはインターンシップという「時計」を学生の方々のため、
日本のために頑張ってつくって社会を変えようとしています。これ
が無責任な方々の行いにより、ごく一部の人だけが「やってよかっ
た」と「時を告げる」だけのものにならないように。