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何のために働くのか、生きていくのか(1)』

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┃ コラム 「何のために働くのか、生きていくのか(1)」
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┃                      代表取締役社長 藤井 徳樹  2003/10/2
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そろそろ、2005年卒の学生の就職活動が始まります。
企業研究をしたり、自己PRを考えたり・・・。

私が就職活動をしていた時期の最初のころ、よく「権利と
義務」について考えていて、リクルーターにも話していた
のを覚えています。

大学ではサッカー同好会を立ち上げましたが、組織をまと
めていくのは本当に苦労しました。

今の会社社長の立場であれば、まだ社員とは「ギブアンド
テイク」があり、時に厳しく接することもでき、社員も会
社に来ないということはありえないのですが、同好会の場
合は各自が勝手に休んだりします。

もちろん、参加の強制がないところが同好会の良いところ
なのですが、運営側は毎回参加で私も風邪で倒れた1日を
除き、当然のように4年間の活動日には必ず顔を出してい
ました。


先日、弊社の清水がこんなコラムを書きました。

?犬を欲しがって、いざ飼ってみると散歩や世話などが義
務的になり、徐々に愛情が薄れていくのはあまりにも自分
勝手なことだと。犬という生命を何だと思っているのか。?

同じように、自分で選んだ同好会にも関わらず、適当に参
加したり、気に入らなくなればすぐにやめてしまう。本当
にそれでよいのかいつも疑問でした。それで物事にはすべ
て「権利」があり「義務」があることに気づきました。

同好会を選ぶ「権利」はあるにしても、いざ参加すれば、
しっかり主体的に参加する「義務」が生ずる。現代は一般
的に「権利」ばかり主張し、こうした「義務感」を持てな
い人が増えています。

近々選挙が行われますが、政治を批判する権利を得るため
には選挙に参加する義務があります。

会社にも同じことが言えます。就職やインターンの採用で、
入社する際にはあれだけやる気があり、「ぜひ入社して頑
張りたい」と言っていたにも関わらず、いざ入社すれば、
出社するのが憂鬱になったり、会社の愚痴を言ったり・・
・。最終的には「辞めます」になっています。

自分で入社を決める権利を行使したのであれば、ある程度
の期間は義務感を持って頑張っていく必要があります。

私も、起業を前提として、3?5年の目標で企業勤めを始
めましたが、3年では勤めていた会社には恩返し(自分が
もらった給与以上の稼ぎや貢献をするということ)ができ
ず4年かかってようやく辞めることができました。

給与分の貢献をせずに会社を辞めることは、経済不況の発
端を担うことになるということをしっかりと認識する必要
があります。

そのためには自分が頑張っていけるかどうかを入社前にし
っかり見極める必要があります。そのために、面接の際に
しっかり詳細を確認したり、何度も会社に足を運んだり、
先輩の話を聞いたりして、できるだけ「入ってみないと分
からない」ということをなくす努力をする必要があります。

よくあるケースが、内定をもらった会社の悪い情報を聞い
ても、「自分が選んだ会社に限ってそんなことはないはず
」「良い会社に違いない」と信じ込もうとすることです。

就職活動から開放されたい気持ちは分かりますが、就職し
てからの苦労のほうが大変です。「3年は頑張る」と決意
できない会社には入社しないほうが良いでしょう。


最近、どの会社もハードワークになってきており、非常に
疑問を感じています。根本をたどれば、早期退職者の増加、
人材の流動化がそうさせているような気がします。

ハードワークだから人が辞めるのではなく、人が早期で辞
めるから(その分を取り返すために)ハードワークになら
ざるを得ないのです。


また、ビジネス社会に向いていない人が多いということも
感じています。私などはたまたまビジネスには向いている
気質だからなんとかやっていけるのですが、室町時代や江
戸時代に生まれていたらどうだったでしょうか?

私よりもむしろ文化的センスを持った人やとにかくパワフ
ルな人が台頭していたに違いありません。

こう考えると、今の時代にすべての人に「頑張って働け」
というのも無理な話のような気がします。


ジョイブでは、労働のみならず、すべての人が充実して生
きていける社会について探求していこうと決めました。少
なくとも人は仕事をするために生まれてきたのではないの
で。(近々、社名が変わるかも知れません。「JOY」「
JOB」では「仕事」のみに焦点が当たってしまうので。)


現代はあまりにも資本が偏っています。苦労をしている人
が多い反面、こそこそばれないようにうまく生活している
人がいるのです。

満員電車にも関わらず座れる人や奥のほうで比較的ゆった
りつり革につかまっている一部の人と、ドア付近で常に一
杯一杯状態になっている大多数の人がいることが、今の社
会構造を象徴しているようにも思えます。


仕事をしなくてもよい社会が今後訪れるかも知れません。

但しその権利を掴むのは、今は仕事を(辛いが頑張って)
義務感を持ってやり切った人だけだと思いますが。

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2003年10月 2日 07:33に投稿されたエントリのページです。

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