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『エコヒイキ』されよう!

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┃ コラム 「『エコヒイキ』されよう!」
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┃                      清水 有高  2003/11/13
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『エコヒイキ』という言葉の響きにはあまりいいものがありませ
ん。この言葉を皆さんが聞いて感じる印象は『不平等』『いじめ』
『差別』といった悪いイメージがあると思います。

しかし、これから新入社員ではいる企業では、この『エコヒイキ』

が当たり前になっているとしたら皆さんはどう感じられますか。

企業でどのような『エコヒイキ』が行われているかというと、こ
ういうことです。新入社員が20人入社したとします。その中で、
一握りの新人はどんどん成長していきます。活躍の場を与えられ、
昇進も早く、成長企業であれば抜擢人事もありうるでしょう。そ
れに伴い、給与も同期より多くなる。

最近、過度な成果主義が見直されて、過程や努力をしっかり評価
すべきだという意見も出てきていますが、それはあくまで最終的
な結果をよりよいものにするための意見であり、結果を出せずに
努力だけしている人でも平等に扱おうということでは決してあり
ません。

 また、そういう結果を出せる人間は企業の中ではどんどん優遇
されていきます。企業はそういう新人に経費を使って教育を行う
だろうし、優秀な先輩や上司がその新人について仕事を一緒にや
ります。その結果、どんどん同期との差が開いていき、一方で
『普通に』仕事をしている人間は能力も待遇もあまり伸びません。

これはゲームにたとえるならトランプゲームの『大貧民・大富豪』
と同じです。このゲームで一番買っている大富豪は、大貧民から
無条件で有利なカードをゲットできます。その結果、強者はどん
どん強くなり、弱者はどんどん悪い立場に追い込まれていく。新
人の中でも大富豪と大貧民にわかれるようなものです。

では、どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?それでは、
学生時代の評価基準が『努力』だったのに対し、社会人時代から
の評価基準が『結果』にシフトチェンジをするからです。ここに
ついてしっかりと意識をしている学生はあまりいない。

社会人が生きているビジネス世界は戦場です。スーツを着て、ネ
クタイをしめているから勘違いをしてしまいますが、あそこは戦
場なのです。餌をとってこれなければ評価されないのです。

簡単に例えるなら、原始時代の家族を思い浮かべてください。お
父さんとお母さんがいて、子供たちがいる。お父さんは毎日、石
斧を片手にマンモスやイノシシ、シカを追いかけて肉をとりに狩
にいきます。お母さんは木の実を取りに森に入ることもあります。

この時、お父さんやお母さんが何も収穫できてこなかったらどう
なるでしょうか?1日で家族みんなは腹ペコです。3日目にはフ
ラフラになり。水をすすって生きても2週間以上たてば餓死しま
す。これが社会人の世界です。どれだけ『頑張った』『私はこれ
だけ努力をした』と言っても『餌をとってくる』という明確な結
果がない限り餓死します。

『子供たち=学生時代』であればどうだったでしょうか。お父さ
んやお母さんに餌をとってきてもらい、自分たちも狩の真似事を
する。そのとき、収穫がなくても『よく頑張ったねぇ』『結果が
出なくても、努力したよ。また頑張ればいい』と言ってくれる。
そして、教育の理想を言えば、長所を殺すことなく、子供時代は
厳しい大人時代にむけて成長し、その準備をする。

これが『お父さんお母さん=社会人時代』と『子供たち=学生時
代』の明確な違いです。要するに、社会人となり、企業に入れば
利益という餌をとってこなければなりません。そうでなければ企
業体という家族が餓死=倒産します。最近の企業の倒産が多いの
は、不況と言うこともありますが、子供気分の社員が多くなりす
ぎたからでしょう。

まして、これからの時代は『最初は子供でも企業に入れてから成
長させ、大人にしてあげよう』という悠長なことを言ってくれる
バブル時代の遺物のような企業はどこにもありません。

つまり、子供から大人にしっかりと価値をシフトチェンジできた
新人だけが優遇されていくのは、そうしなければその企業全体が
餓死してしまうからなのです。餌をとってこれない大人よりも、
餌をとってくる大人をより優遇し、更に優秀な狩人に育てあげた
ほうが餌の量が増えます。これはとても単純な理屈です。

ところが、この単純な理屈が換わることに気が付いている学生は
殆どいません。それどころか、社会人3年目になっていても、ま
だ気が付いていない若者もいる。(こんな言い方をするとおっち
ゃんのようですが、私はまだ24歳です)

結果に対してこれだけ努力をする、という視点を持っていない学
生の就職活動は見ていてとてもわかりやすい。単なる憧れだけで
マスコミやコンサル、環境、といた聞こえのいい企業ばかりを選
んだりします。では、中身を聞いてみると、コンサルの意味すら
知らない経営コンサルティング志望の学生や『出版・広告・新聞』
のビジネスモデルの違いを明確に答えられないマスコミ志望の学
生、なんとなく社会貢献できるから環境系の企業志望の学生。

本当にその業界に入り、真剣に結果をだしていきたいと考えてい
るなら、まずその業界がどういうビジネスモデルで利益を上げて
いるのか?餌をとってきているのかという視点が入るはずなので
すが、それがなく、イメージだけで決めています。餌をとってく
る人を採用したい企業側からすれば、こういう学生を必ず落とし
ます。なぜなら、自分の取り分を取ってこない人間が入る=一人
一人の餌の量が減る=自分の体力を落とすだけだからです。

 厳しいようですが、厳然たる現実を言います。

餌をとる必要性に気が付いていない学生は、その考え方を『努力
評価』から『結果評価』にシフトチェンジさせられなければ企業
という組織体から排除されます。リストラです。これも、その企
業体が餓死せず、しっかりと成長していくためにはとても単純な
理屈です。(もっとも、マスコミではリストラされた弱者を正義
にし、企業を悪者にしたほうが受けもいいし、売上もあがるので
この事実にはしっかりと触れられていません。)

1.『努力評価』から『結果評価』へのシフトチェンジ。 

2.利益と言う餌をとってこれなければ自分も所属企業も餓死。

この単純な事実に今のうちに気が付き、就職活動中の皆さんはそ
れに向けて備えをしていなければなりません。

 今の就職活動中の学生は下記の4つに大別できます。

1.自分の志望業界を正しく見定めて頑張っている学生 
2.イメージだけで就職活動を頑張っている学生 
3.餌を獲ることを放棄し、ひたすらぶら下がろうとする学生 
4.就職活動を放棄した学生

 この4つです。3番と4番は論外です。

3番は『営業はいやだ、私は事務だけをして定時にあがりたい。
残業は嫌だ。』という学生に多いようです。あえて言うなら、女
子学生にとても多い。

 

4番は就職活動に燃え尽きてしまったのか、はなっから厳しい就
職活動をする気がなく、フリーターとしてフラフラ生きたい学生
です。こちらは男子学生がとても多い。

但し、あなたが2番に属する学生ならまだ救いがあるのです。む
しろ、殆どの学生が2番にいると考えていいでしょう。2番目の
学生は単に気が付いていないだけです。価値観さえ変えて努力す
れば必ず伸びます。

その努力は色々ありますが、簡単なものをひとつだけあげるなら
ば、

 『イメージだけで選ばず、その企業がどうやって餌・利益をとっ
てきているのか、その仕組み(そもそもこの仕組み自体がビジネ
スと呼ばれるのです)を調べ、その中でどう自分が貢献できるの
かを考える』

ということです。それすれば、入社した企業の中でもしっかりと
良い『エコヒイキ』をされ、更に成長し、大貧民ではなく大富豪
になれるでしょう。いつまでも、子供の気分でいるなら…そのと
きはご想像にお任せします。


『面接と食事』

市川 和臣

先日、「経営者向け人材採用・育成戦略セミナー」というものに
参加しました。そこで、新卒採用の面接について面白いお話を聞
くことができたので、お伝えしたいと思います。

ある企業が、内定式のあとで食事会を開いたときのことです。話
も弾み打ち解けた雰囲気になったところで、学生の会話を聞いて
いた社長が、突然不機嫌になったそうです。「君たちは、親の好
きな食べ物も知らないのか」と。

そこで社長は、自分の財布の中から1万円ずつ内定者に配り、こ
う言いました。「君たちの内定は取り消しする。しかし、このお
金で、親御さんの好きなものをご馳走して来い。そうしたらもう
一度内定を出そう」

そんな理不尽な話があるか、と思うかもしれません。では、なぜ
社長はそのような行動に出たのでしょうか。

僕自身もその社長ではないので、本当のところは分かりません。
しかし、面接では見ることのできなかった一面を見たためにそう
した、ということができるでしょう。

それは、ロイヤリティということです。

面接のときには、どんな学生でも「御社に貢献します」「御社の
ために精一杯働きます」と言います。しかし、それが本当にでき
るかどうかは常に感謝の心を持って、自分がお世話になった人に
接することができるかどうかにかかっています。そして、その気
持ちを表現できるかどうかにかかっているのです。

食事という最も基本的なことについて、親という最も基本的な存
在に対しそのことが実践できているかどうか。これを確かめたか
ったのだと思います。

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2003年11月13日 18:52に投稿されたエントリのページです。

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