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ベンチャー企業への就職のすすめ

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┃ コラム 「ベンチャー企業への就職のすすめ」
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┃                      代表取締役社長 藤井 徳樹  2003/12/4
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最近よく学生の方から、「大手企業とベンチャー企業とどちらで就
職するのが良いですか?」という質問を受けます。

これについてほとんどの社会人の方はあいまいに答えているようで
す。「ベンチャーもいいけど、大手にしかできないこともあるから
まずは大手でいろいろ勉強したほうがいいんじゃない。」と。

 

実際は私はこう思います。「ビジネスの世界で最初の3年ほどはプ
ライベートも捨てる覚悟でトップを目指したい人はベンチャー企業
に就職したほうがいい。プライベートも多少は楽しみたいと心から
思っている人は大手企業に就職したほうがいい。」

実際にベンチャー企業の社員はプライベートを捨てているかという
とそうではなくて、あくまで生活の軸が「仕事」になっていて、そ
の上で恋愛などもしっかりとこなしています(ただし相手の理解が
大いに必要とされます。)。

就職活動の面談では、志望理由の言い回しとして2種類の表現があ
ります。

1.御社は○○だから「自分にとって」力がつけられると思ったの
  で志望しました。
2.自分は○○だから「会社にとって」自分が貢献できると思った
  ので志望しました。

最近は1のように「自分にとってどうか」という表現をされる方が
増えています。確かに仕事は自分のために取り組むことなので前向
きでいいような気がします。

ただ本音として、「何年かで力をつけさせてもらって転職しよう」
というのが見え見えで、よほど自分と同じことを考えている採用担
当者に当たらない限り内定は難しいでしょう。(採用担当者の中に
は、入社時から「はやく力をつけて転職しよう」という思いを抱い
ている人も多いので、そうした方には受けがいいです。逆にそうし
た方を採用担当者においている会社は間違っているのですが。)

採用は最終的には、「この人にとって自社は合っているか」ではな
く、「この人は自社にとって有用か」を計るので、志望動機は2の
言い回しを考える必要があります。

就職活動が進んでいくと、まわりから「次は○○商事の最終面接だ」
など大手企業の名前が飛び交ってきます。そうすると「俺も負ける
か」と、著名な企業から内定を獲得することが周りからの評価を高
めることに思えてきます。最終的には大手企業ばかり受けてそこそ
こ著名な会社に落ち着いてしまうようです。

就職活動や今までの受験などは「同期」との勝負ですが、ビジネス
の世界では一部の官僚的企業を除くと、「同期」と勝負していても
話しになりません。目指すはできる先輩、上司を追い越せなので、
あまり周りの動きに左右してしまうと、内定をもらうことが目的と
なってしまい、働いてからのことが考えられなくなります。

そして最後の敵?は「両親」です。最終的には「両親が○○会社を
望むから」就職を意思決定することも多いようです。

自分たちの両親の時代とは明らかに環境が変わってきています。以
前、日経新聞掲載されていたコラムで、銀行員の息子が「銀行を受
ける」と言ったのを聞いてその親が「お前はアホか」と言ったとい
うのが印象的でしたが、まだまだ恵まれている家庭では「大手より
も中小」という考えについてはやはりピンとこないようです。(特
に私立大学に奨学金をもらわず通っている方は「恵まれている家庭」
だと認識してください。)

私も親になってはじめて分かりましたが、案外、親というのは、子
供に対して過度の期待はしないようです。「そこそこ裕福で楽しく
毎日を過ごしてほしい」というのが本音で、子供がいくら「私は大
物になる」とか「世の中を変えるために頑張る」と言っても、その
ためにリスクをとることの方が心配なのです。よっぽど理解のある
(あるいはイケイケドンドンの)両親でない限り、「自分の(内に
秘めていた)夢や野望」に対しては最初は応援して(理解して)く
れないものです。説得できるとは思えません。

日ごろから理解されなくとも見守ってもらえるような人間関係、信
頼関係を構築していく必要があります。自分の成長とともに両親も
(別の意味で)成長してもらう必要があるのです。

ぜひ就職活動で「自分を変えさせてくれる人(特に社長)」と出会
ってください。就職活動前の方も特にベンチャー企業でインターン
シップを経験してみてください。

「ベンチャー企業には自分を変えさせてくれる人との出会い」が必
ずあります。

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2003年12月 4日 13:15に投稿されたエントリのページです。

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