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何のために働くのか(2)

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┃ コラム 「何のために働くのか(2)」
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┃                      代表取締役社長  藤井 徳樹  2004/1/8
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

私は今年で社会人としては9年目を迎えます。
企業勤めで4年、経営者として4年が過ぎました。

最近は

学生で起業する方も多くなりましたので経営者と
しては若いとは思いませんが、ここ2年ほどでようやく
経営について少し分かってきたような気がします。

最初の2年間はそれこそ0からのスタートでしたので、
お金に困ることも多く、やりたいことができず生活して
いくためにやりたくない仕事もやっていました。

もともと「インターンシップを広げ若者の意識を高め、
日本を良くしよう」という思いだけで立ち上げたので、
「お金を稼ぐ」という発想はあまりなく、経営者として
は未熟だったように思います。

その後の2年間は「利益」ということも強く意識するよ
うにしました。「ジョイブが成長することが社会にとっ
ても良いことなんだ」と信じて。

今でもこの資本主義社会は個人的には非常に合わないと
思っています。「お金がすべて」という認識が、殺人を
引き起こし自殺者も増やし、人々の心を余裕のないもの
にしています。

と、こう考えていると単なる社会批判者になってしまい
ます。現実を受け入れなければなりません。

持論としては、資本主義経済を批判するためには、まず
この社会でトップにのし上がるしかない、と思っていま
す。

そして、お金の社会では生かされないが、助け合いの社
会、ハートの社会では生かされる多くの能力を人は持っ
ています。そうした能力が発揮されないことは人や社会
にとって大きな損失でしかないので、はやくどうにかし
たいものです。

インターンシップや教育改革を推進していくことで少し
は社会も良くなっていきますが、それでも変革には限界
があるように思えます。

それよりもむしろ日本や政治に影響力のある組織をつく
ろうと思い始めました。もちろんあやしい組織ではなく
企業として大きくなろうと。

極端な例ですが今までは迷惑行為について、なかなか注
意ができませんでした。たばこのポイ捨てなどを見ても
注意しようものなら殺される時だってあります。でも自
社の社員であれば注意できるな、と。

(もちろん自社の社員でなくても注意できるように、個
人的にはもっと肉体的に強くなるために武術などを学ぼ
うと決めましたが。)

現代人はあまりにも社会に対する忠誠心が不足していま
す。自分は社会に生かされているという気持ちがないの
です。根本は家庭にあり、親や先祖を敬う気持ちですが、
それも欠けているのが現状です。

企業では仕事のやり方を教育することが多いですが、ま
ずはもっと道徳的なことを教育する必要があるようです。
本来であれば家庭や学校が教えていくべきところですが。

大学4年のときにずっと漠然と抱いていた想いを解決す
る本と出会いました。今でもその内容が正しいことかど
うか分かりませんが、少なくともそう考えたほうがうま
く生きられると思いました。

『生きがいの創造』という本で福島大学の飯田史彦氏著、
PHPから出ているものです。当時は経営者層などを中
心に数十万部販売されました。

この中で特に「人の生まれ変わり」について述べられて
います。著者ももともとそうした方面の専門家ではなく、
経営学者として組織はどうしたら成長するのかを突き詰
めていったときに、やはり社員がすべて前向きに仕事に
取り組むことが重要でそのためにはどうしたらよいかと
考えたときに、「生きがい論」にたどり着いたそうです。

人は何のために生きているのか分からないまま、老後を
迎える方も多いと思います。

「幸せになるため。」

もちろんそうですが、それだけであればわざわざしんど
い仕事を誰も一生懸命やらないでしょう。このことが分
かっていないから苦しいときに人は逃げ出したくなって
しまうようです。

人生の目的は「人間性を高めること」にあるのです。

そして高めた人間性が次に生まれ変わったときに引きつ
がれるそうです。

よく、「一度きりの人生だから」と自己中心的に、「楽
しければそれでいい」と行動する人がいますが実はそう
ではないのです。

友人などで、恵まれた家庭で育ち、容姿も良く、頭も良
く、精神的にも強く安定した人がいるとしたらその方は
たまたま運良くそのように生まれたのではなく、前世で
かなり努力した方ということになります。

逆に今、目の前の困難に立ち向かわず逃れていったとし
ても、次に生まれ変わっても同じ困難に遭遇するようで
す。もちろん、今世でも何度も同じ困難に遭遇するよう
に仕向けられるようです。

つまり目の前にある困難は乗り越えるために起こってい
ることなのです。自分自身の、前世ではクリアできなか
った課題がどんどん押し寄せてきます。

こう考えるとどんなにつらい目に遭っても前向きに生き
ていくことができます。といいますか前向きにならざる
を得ません。

ちなみに離婚すると、後世もまた同じ人と結婚させられ
るそうです。

結婚は学生の方であれば幸せなイメージしか抱いていな
いと思いますが、それこそ人生で最も過酷な試練かも知
れません。

昨年の結婚者数が確か75万組前後で離婚者数が25万
組前後だったと思います。つまり3組に1組は離婚して
いるということです。結婚するときにはどのカップルも
おそらく「世の中で自分たちほど幸せな人はいない」と
思っていますが、それでも多くが別れるという現実は受
け入れなければなりません。

それほどつらい時期も訪れるかも知れませんしそれを乗
り越えないといけません。そのためにはまず、「別れな
い」と決め、困難を前向きに捉え、相手の良いところを
見て愛情を注ぐよう努力する必要があります。(ただ、
相手が暴力を振るったりあまりにも理解のない方で思い
やる気持ちのない方であればそうした方と一生付き合っ
ても人間的成長はあまり望めないようにも個人的には思
えます。)

また、子育てには母親は精神的、肉体的タフさが要求さ
れ、父親は家庭を温かく包む愛情の深さが要求されます。

母乳で育てると2年近くは母親は2時間おきに起こされ
るのを知っていますか。8時間連続睡眠なんてしばらく
はあり得ません。若いうちに仕事やスポーツなどでタフ
さを身につけなかった女性のほとんどは子育てでノイロー
ゼになっているようです。もちろん、子供に愛情を注ぐ
余裕もなく、いい子には育ちにくくなります。

現代社会では「働く」ことが最も自分を成長させるツー
ルの一つであるに違いありません。

この著書を読んだ当時、まわりの同級生に話したときに
白い目で見られたのを思い出します。ただ、最近その同
級生の一人が「おまえの言っていたことをもっとはやく
理解しておけば良かった。」と言っていました。

このような文を書くことで一部の学生の方々に誤解され
るというリスクを考えましたが、その同級生の言葉を信
じて記すことにしました。

世の中にはもっと面白い情報がたくさんありますが、ま
だまだ人々が素直に耳を傾けないため表には出ていない
情報も多くあります。やはり誰も「変人」に思われたく
ないので。

「論理的に否定できないことはまず受け入れる」という
ことが「素直さ」であり、職場では最も必要とされてい
る要素の一つです。

何のために働くのか・・・。ここが分かればあとは前向
きに目の前のことを一生懸命取り組んでいくのみです。
そして何人の人に影響を与え、幸せを提供できるか。ぜ
ひ与えられる側ではなく与える側になっていきたいもの
です。

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2004年1月 8日 14:53に投稿されたエントリのページです。

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