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┃ コラム 「お給与460円と純利益460円は同じ」
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┃ 取締役営業統括部部長 清水有高 2004/4/8
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この前、ランチをしようと思って近くの讃岐うどん屋さんに行っ
た時の話です。いろいろとトッピングをしてレジに持っていくタ
イプのお店だったのですが、総額が870円になる量をお盆に持って
レジに行きました。すると、レジのアルバイトの店員が
『410円になります』
といったのです。どう見ても明らかに足りない。おかしいと思っ
た私はそのアルバイトの女の子に『足りないよ。もう一度計算し
なおしてみて』と言ったのです。すると、店員さんは少し困った
顔をしながら(おそらくまだ入ったばかりでレジの操作も慣れて
いなたのだと思いますが)
と、ちゃんと確認もせずに言葉を返してきたのです。ちなみに、
その時は遅いランチだったので、店内はがら空きでした。レジも
私以外誰も並んでいません。十分確認をする余裕はあります。私
は再度伝えました。
『そんなはずは無い。安すぎるから確認してみて』
向こうは安いならそれでいいじゃないか位の困惑した表情で
『いえ、大丈夫です。これで合っている筈なんで・・・』
と、返してきました。本来あまり怒らない私なのですが、このア
ルバイトの怠慢ぶりに少し腹が立ち、多少声を荒げて『ちゃんと
確認をしなさい!』と言いました。すると、ようやく確認をして
くれました。やはり870円です。460円も足りません。なんと、う
どん一杯分の料金を見落としていたのです。私は黙って千円札を
出しておつりを受け取りました。130円です。590円が130円になり
ました。
多少腹が立った私はその店員を見据えてこういいました。『お金
のことなんだからしっかり確認をしなさい!』すると、その子は
何で怒られたのかわからないが、とりあえず謝らなければ・・・
と言う風で『ごめんなさい』と言いました。それからがら空きの
店内で後輩と一緒にご飯を食べていたのですが、どうにも怒りが
収まりません。
皆さんは、どうしてこんなことで怒るかわかりますか?黙ってい
れば私は460円得をしたのです。むざむざ、自分から高い料金を払
うために、店員のミスを指摘したのです。
しかし、少し視点を変えてみてください。460円は、外食産業のア
ルバイトの時給からしたら半時間分です。もし、自分の給与を渡
される時に半時間分少なかったらどうしますか?必ず『少ない』
という筈です。そして、その時に店長から『多分合っているはず
だよ。』と言われたらどうでしょうか?あなたは必ず怒るはずで
す。怒ったにもかかわらず、更に店長が『大丈夫のはず。合って
いるはずだよ。』とろくに調べもしなかったら???本部に訴え
るかもしれませんね。
これは自分のお金だからここまで執着できるのだと思います。け
ど、これがお店のお金だったらここまでルーズになれるものなの
かということに腹が立ちました。私も管理職をやっていますが、
こういう後輩は本当に組織の悪なのです。お店の売上から自分の
お給与が出ているにもかかわらず、目の前の売上を大切にしない
のです。
このアルバイトが一週間に3回のペースでこのミスをしていたらど
うなるでしょうか?一ヶ月で12回。一年間で144回です。金額にす
ると144×460円=66,240円。重要なのは66,240円の純利益が吹っ
飛んでいると言うことです。
参考までに、下記が外食産業の一流企業。 すかいらーくの2003
年12月期の単独決算です。
売上高 280,873百万円 営業利益 14,030百万円 経常利益
14,259百万円 当期利益 4,071百万円 売上に対して、利益は
68.9分の1です。1.4%です。となると、66,240円の利益と言うこ
とは4,563,936円分の売上が吹き飛んでいる事になります。
約450万円と言えば1人の年収分です。家族が暮らせます。外食産
業の一流企業でもこの利益率なので、他の企業では更に大きな損
失につながります。これだけの損失を作り出す原因があるにもか
かわらず、目の前の怠慢に流されてしまう。それでも経営者はそ
のアルバイトに給与を払っています。
自分の半時間分の時給を気にすることは出来ても、組織のことが
見れない。こういうモラルの無い人材が会社を倒産に導いてしま
うのです。ここでたかだか460円分を得するためにそんなレベルま
で落ちたくなかったので、私は敢えて指摘してお金を払ったので
す。
このモラルの差や、意識の差、視点の差が結局ビジネスで成功す
るかを決めていくのだと思います。
結局、不満げな顔をしてうどんを食べている私を見かねて正社員
の店員さんが謝りにきました。その時、そのアルバイトは謝りに
きませんでした。結局、私はそのアルバイトを呼びつけて、店員
と並べて叱りつけました。さっきの目の前の売上が自分の給与に
なっていること、そのモラルの崩壊がお店や企業を駄目にするこ
と、などを伝えました。
そこまでする義務は無いのかもしれません。黙って460円を受け取
りシメシメとうどんをすすっていれば楽な人生かもしれません。
しかし、そんな人々が企業を潰し、日本の国力を下げる以上は黙っ
ていられませんでした。叱ったりするのが嫌いな私は、この一件
で非常に疲れました。
同じように社会人の方のほとんどが平気で会社や上司の悪口を社
内外の方に話したりします。その一言一言が会社の損失につながっ
ていることを理解できているのでしょうか。「こう思わせてしま
う会社が悪い」とほとんどの方は開き直っているに違いありませ
ん。
しかし、先ほどのうどん屋の一件と同じように、「自分の立場」
で考えるとどういうことなのかがよく分かります。例えば自分が
就職したり転職する際に、就職先に自分のことを「あの人は表面
上はいいこと言っていてもぜんぜん仕事しないし、会社の悪口ば
かり言って戦力にならないよ」と告げ口されたらどう思うでしょ
うか。内定も取り消しとなり、きっと「自分のことの何が分かっ
ているのか」と思うでしょう。でも会社は「数ヶ月数年しか社会
で勤めていない人間に何が分かるのか」と思っているのです。
「自分がされたらどう思うか」を一つの言動を判断する基準とし
て、インターンシップをしたり就職する際には自分の思うがまま、
思い込みで言動することは控えてください。
皆さんも、これからインターンシップをし、就職をし、社会人に
なっていくと思いますが、そんな時は必ず高い視点と意識を持つ
ように努力して頑張ってください。そうすればいつか自分の実力
と品格と言う大きな財産として返ってきてくれます。
頑張ってくださいね。
『後悔』
繁延恵子
就職活動でも何でも日常の生活の中で直面する選択の場面は、数知
れないと思います。そこで、誤った選択をすると、後悔しか残りま
せん。誇張した表現かもしれませんが、人はいつも後悔と背中合わ
せなのではないでしょうか。
後悔という言葉には暗いイメージがあります。目標を達成できなかっ
た時に味わう後悔はこれまで何度もあります。その度に自分の愚か
さ、無能さを知らされ落ち込みます。そして時間が経過するとウジ
ウジ、クヨクヨへと変わっていきます。余計な言い訳がでてきたり、
過去の自分を乗り越えようとしてもその後悔に引きずられたままの
状態から抜け出せません。
しかし、後ろの世界は今までに自分が歩んできた世界であって、結
局は何も得るものはありません。やっぱり前をしっかり向いて自分
を見つめる必要があります。そうすることで新しいいろんなことが
見つかります。
今ちょうど就職活動中の新4年生の方々とお話するとこれまでの大
学生活があまり有意義でなくパッとしないままに終わり大変な後悔
をしていますと聞くことがあります。自己PRもどうしていいのか
分からず本当に困っていると相談にこられます。
状態は私にもよく分かります。しかし、ことあるごとに自分の過去
を振り返っては後悔するようなことで出口は見つかりません。たと
え新4年生で就職活動真っ最中であってもいったんたちどまり、人
生かけて本当にやりたい仕事は何なのかじっくりと考えてそのため
の行動をとってみることもあっていいと思います。
ジョイブでのインターンシップに挑戦され自己と奮闘され最後には
満足のゆく結果、勝利を収めていかれた先輩もいらっしゃいます。
これからのインターンシップもひとつの選択肢です。
お一人だけで悩まれずによろしければご相談下さい。皆様にできる
限りのことをさせていただきたいと思っております。