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高円寺阿波おどり

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┃ コラム 「高円寺阿波おどり」
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┃                      高牧 寛 2004/4/9
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先日8月28日、杉並に移り住んで10数年経ちながらも、初めて
「高円寺阿波おどり」なるお祭りを見に行きました。昭和32年から
地元商店街の青年部が立ち上げ、今年は第48回を迎えたそうです。
JR高円寺駅周辺が一切通行止めとなり、地域一帯が2日間阿波おどり
一色となります。

平成12年には、参加連70連(“連”とはグループのこと)、7千人の踊
り手と120万人の観客を動員したという、一大イベントです。私は知人
と沿道に陣取ってビール片手に観戦(?)しておりました。(※観戦
というのはそれぞれの連が競い合い、表彰されるからです。)リズム
感のない私は正直このお祭りに乗れるかどうか心配だったのですが、
とんでもない!20歳を中心として老若男女がキラッキラした顔で踊り
に踊るのです。気がついたら手のひらがはれ上がるぐらい拍手で乗っ
ておりました。

不思議だなぁと思ったのが、阿波おどりって見事なまでに純日本調な
私が感動したのは、この純粋な日本文化のイベントが東京のど真ん中
で50年近くも続き、しかも若い世代が厳然と受け継いでいるというこ
とです。

形式はどうあれ、手渡す側と受け継ぐ側の精神によって文化とは継承
されていくものなのだ、と実感しました。

精神と大仰な表現をしたのには理由があります。このお祭り、実は21
時30分になるとスパッと終了するのです。アンコールも後夜祭もなし
です。演者は時間とともに踊りが途中だろうと何だろうとその場で終
了します。観客も時間とともにその場を立ち、ゴミの片付けをし(ちゃ
んと分別します!)、跡形もなかったようにして三々五々帰るのです。
その潔さと秩序には、踊り以上に感動するのです。

演者も観客も毎年開催されることを念願しているため、地域住民に一
切迷惑をかけないように時間厳守と清掃を徹底しているのです。もち
ろん主催者からのアナウンスはあります。ただ普通は東京ドームの試
合後などゴミだらけです。高円寺では自発的に人のゴミも拾って帰り
ます。ここに本当にこの「高円寺阿波おどり」を継承していくという
精神が誰に押し付けられたのでもなく息づいている。私は大げさでは
ありますが、「ニッポンはやっぱり捨てたもんじゃない!」と心の中
で深くうなずくのです。

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2004年4月 9日 10:12に投稿されたエントリのページです。

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