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┃ コラム 「社会人一年目=小学校一年生」
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┃ ジョイブ株式会社 取締役営業統括部部長 清水有高 2005/3/10
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とある上場企業の社長の本を読んでいたのですが、そんな言葉が書いてあ
りました。マザーズ上場企業のマネックス証券を立ち上げた松本社長の言
葉だったと思います。
社会人一年目が小学校一年生扱いなら、社会人14年目でようやく20
歳で成人です。16年目で大学卒業する22歳です。そこにいたるまで、
4年生の大学を卒業してからストレートでいけたとしても38歳までかか
ります。私は今年の春で社会人5年目ですが、ようやく5年生が始まりま
した。11歳になったばかりです。
なんと長い道のりでしょうか。人生の3?4割を費やして、ようやく社
会人として大人だと認められるのです。実際に新卒で仕事をして1年程度
たってくるとある程度わかってきたような気分になります。ところがこれ
が3年以上経ってくると逆に『まだまだわからない』ことが山ほどあるこ
とに気付かされます。
ジョイブで去年の夏から半年ほどインターンシップをやっている今年卒
業する大学4年生の女性がいるのですが、この前話をしたら面白いことを
話していました。それは
『最近ようやくクライアント企業様のニーズがわかってきた。わかって
きたからクライアントに対していろんな提案ができるようになり、クライ
アントと直接話しができるようになってきた。でも、それ故にクライアン
ト企業様からのプレッシャーも感じるようになってきた』
というコメントを話していたのです。彼女はかなり頑張っています。机
の掃除から雑務、面接から一般業務まで本当に一生懸命頑張っています。
半年ほどずっと頑張ってきた中で、そういった雑務から、ようやくクライ
アント企業のニーズがわかるようになり、より面白い仕事の一端がわかる
ようになってきたのです。つまり、より責任のある仕事がわかるようになっ
てきたのです。しかし、それに伴ってプレッシャーも強いと自覚していま
す。この言葉はすごいな、伸びるな、と感じました。そうやってドンドン
成長をしていってほしいです。
1年生の算数で足し算引き算を覚えても、掛け算割り算がわかるわけで
はありません。また、どれだけ整数の問題が解けるようになっても、分数
の問題はわかりません。一次方程式をどれだけ勉強しても、二次方程式、
連立方程式が解けるようになるわけではないのです。
社会人も同じです。そのランクごとにいろんな業務があり、その業務に
精通をしていけばいく程、基礎固めをすればする程ドンドン難しい問題が
出てきます。それに挑戦して、難しい問題が解けるようになってきたらさ
らに難しい問題に挑戦することができるのです。
石の上にも3年という話があります。社会人は丸3年やってようやく1
人前だと。あれは小学校の算数でいえば足し算引き算、掛け算、割り算が
ある程度わかってきた状態です。そこからようやく、分数や円周率、方程
式がわかるようになってきます。つまり、社会人3年というのは『ようや
く足し算引き算、掛け算割り算』がわかるようになった程度のレベルなの
です。
小学校3年生は微分積分も因数分解も方程式も何もわかりません。でも、
足し算引き算、掛け算、割り算の世界ではとりあえずわかったような気分
になってしまいます。そうではないのです。ようやくスタートになった程
度なのです。読み書き算盤、お使い程度は任せてもいいかな?というレベ
ルです。
ここで『自分はまだまだだ。もっと勉強することがある』と謙虚に思え
るか思えないかでその人の成長が止まってしまいます。今の社会、そもそ
も3年間持つ人自体が少ないのです。男女平均で丸3年経つ前に約3割が
脱落していきます。足し算引き算、掛け算、割り算も勉強せずにやめてし
まうのです。それゆえ、足し算引き算、掛け算、割り算が出来るだけで
『少しわかった気分』に陥りがちです。でも、そこで踏ん張って頑張って
いると、世の中は難しい問題だらけだということに気付けるのです。
社会人14年目まで謙虚に勉強し続けた人はおそらく3年以下の人たち
とは比較にならないほど社会を深く、広く見渡せるようになるのでしょう。
受験勉強と同じで、ここまでの頑張りで東京大学にいけるのか、ほかの有
名大学なのか、受験しなくても入れるFランク大学なのかが決まるのでしょ
う。仕事にたとえるなら、単なる雑用か、それなりのポジションか、経営
者なのか、というところです。同じところに3年もいない人たちは理解す
ら出来ません。何故なら、九九や足し算だけで微分積分、因数分解はとく
ことが出来ないどころか、その概念すら理解できないのです。それが問題
であると認識することすら出来ず、単なる落書きにしか見えないかもしれ
ません。
もう少しで社会人5年目を迎えるのですが、ようやく自分は小学校5年
生になれた、位の気持ちで頑張りたいと思います。そうやって少しづつ社
会の勉強をこなしていき、自分の夢や目標に近づいていければと思います。
私はビジネス界での東京大学主席卒業くらいは目指していて、それ以降は
さらに頑張りたいと思っているのでもっと頑張らなければなりません。
(笑)
私は今年で27歳です。インターンシップをしている皆さんは18?2
3歳くらいの大学生が多い。就職活動をしている人たちは21?24歳く
らいがほとんどです。見た目はとりあえず大人になっているので、自分は
大人だと勘違いしてしまいますが、実は幼稚園児なのです。自分では真剣
に就職活動をしているつもりでも、どこどこの制服が可愛い、どこどこの
学校は修学旅行が海外だから嬉しい、程度の次元なのかもしれません。
(実際、給与の高さや休暇の多寡だけで決めるのはこの程度の次元です)
だからこそ、私たちは自分自身を謙虚に受け止め、しっかりと勉強をし
ながら学んでいかなければならないのだと思います。しっかりと勉強して
いけば問題は解けます。でも、分不相応に自分が大人だと思っていたら、
足し算引き算すらもいつまでたっても出来ない人になってしまいます。
私は5年生ですので、もう少しで
合同な図形 小数とその計算 体積 分数 面積 平均とその利用
円と正多角形 の勉強を始めることが出来ます。新1年生は
かずと すうじ なんばんめ いくつと いくつ いろいろな かた
ち ふえたり へったり たしざん(1) ひきざん(1) 20ま
での かず 3つの かずの けいさん 0の たしざんと ひきざん
ものと ひとの かず 100までの かずの けいさん という事
からの勉強です。1年生はいってみれば『名刺の渡し方、電話のとり方、
いすの座る位置』という基本の基本ですね。この基本を馬鹿にしていると
全部が台無しになってしまいます。私は数字好きなのですが、しっかりと
勉強していけばドンドン面白い問題が解けるようになります。
社会人丸3年は小学校3年生です。でも、3年といわずにせめて理系文
系が分かれる高校生に入学から卒業くらい。社会人9?12年くらいは頑
張りましょう。そうすれば自分の思うような仕事に挑戦できるようになる
と思いますし、もっと面白い視点も手に入ると思いますよ。