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┃ コラム 「場数をふむ」
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┃ 難波 絵美 2005/4/21
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リクルートスーツ姿の学生が増え、いよいよ他人事ではない就職活動真
っ盛りの時期に入りました。日本を象徴する桜も開花し、誰もが心和や
かになれるひとときを味わうことができる時期です。
インターンシップが確定して、勤務開始の直前にこのように 仰る学生が
います。
「インターンの面接をお受けした時にはできると思ったのですが・・・。
よく考えてみたら、就職活動と平行してはできないと思いました。
自分の計画性の無さが悪いのですが、内定が決まってからインターンを
始めることはできないでしょうか」
よく耳にするフレーズです。就職活動と平行してできないと仰います。
就職活動で焦る気持ちは察することができますがこのフレーズからは、
就職活動=内定を取ること、と勘違いしている様子が伺えます。
社会での「場数」を踏んでいない学生が、面接官或いは経営者と面会し
て、自分自身を伝えることは、とても難しいものです。 面接終了後、
「あぁ、今日は自分らしさを出せたな」 とか、
「今日は全然言いたいことが言えなかった」などの
思いをしたことが一度はあるのではないでしょうか。
威圧されることもあれば、場慣れしていない中での面接は、 本来の自分
らしさを出せれない。本来の自分ではない自分を 評価されるので、合格
しても不合格にしても、結果は本質から 離れたものになる可能性が高い
ものです。やはり面接ではお互いに分からないのですね。結果として、
新卒者の3割が会社を 辞めてしまうのです。
先日京都の料亭でお食事をしたのですが、そこでは営業慣れしている私
でも、思うようには話を膨らませることができませんでした。
「場慣れ」していなかったからです。
茶道経験からしても、食器一つ、食材一つ、庭造りの一つ、会話を膨ら
ませるにも、幅広い知識が必要とされます。
思うように会話をふくらませることができなかった私は、初めての営業
を鮮明に思い出しました。
「あぁ、君があの下手な電話営業してた子だね。」
長身長髪のアルマーニスーツの社長の第一声でした。
営業が終わり、話が膨らまなかった自分の無力さを痛感し、同時に足が
震えました。それほどに威圧的な営業先でした。
今となっては、50人くらい経営者が集まるような場で前で話をしろ、
と言われても、足が震えることはまずありません。
(うまくスピーチできないにしても)
就職活動生には、とにかく場数を踏むことをオススメします。面接慣れ
の意味ではなく、目上の方と話を膨らませるスキルを磨いてみてくださ
い。
その為にインターンを活用してもいいのです。今の時期、社会に出る経
験は早く多いほうがいい。社会人と話しても、気持ちよく話ができる度
胸を身につけて、しっかりと自分の言葉で話してください。
きっと、「しっかりしているな。」「自分をしっかり持っているな。」
「仕事ができそうだな。」と思われるはずです。会社の人間として恥ず
かしくないような人財を探しています。
マナー本ではなく、面接合格本でもなく、SPIでもなく、基本はすべ
て実際の社会の場から学べます。就職活動中に何を優先するか。表面的
な面接、筆記試験で満足するのかしないのか。
本当に自分が生かされる会社を選ぶ(選ばれるのではなく)目を養える
かどうかが、今後のビジネスライフに大きな影響を与えるものだと思い
ます。
その為には、目先の就職活動だけでなく、平行して社会に出てみてくだ
さい。きっと今よりもずっと素敵な自分になれることを保障します。
それほど、社会の場数を踏むことは自分を成長させるものです。