┃ コラム 「何のために模擬店やるの?」
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┃ 代表取締役社長 藤井 徳樹 2005/11/7
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先月の終わりから、学園祭がいろんな学校でスタートしました。
模擬店で盛り上がる人もいれば、参加せずにアルバイトにいそ
しむ人など、様々だと思います。
私も学生時代に学園祭では模擬店に力を入れていました。
ただ、そもそも学園祭は何のためにやるのか、については少し
考えました。
現学生のためのもの?
それともOBのもの?
まあ何でもよいような気もしますが、私は、
「OBが1年に1度帰ってくる日」と年輩の知り合いの方に教
えてもらったこともあり、そう定義づけました。
では、OBのためにどんなお店にしたらよいのか。
OBだから結婚している人も多いし、子供を連れてきている人
も多いと思う。だから子供も楽しめるようなお店にしよう、と
思いました。
学園祭に行った人は経験したことがあると思いますが、お店を
出すなどしていないとあまり面白くないんですね。(でも自分
は楽しめるよ、という人はかなり楽天的な性格でどんなことも
楽しめる人でしょう。でもそういう人は少ないんです。)
だから遊び心も含めたお店。
そこでやることに決めたのが、
・金魚すくい
・ルーレットでもらえる本数が決まる焼き鳥店
の2つでした。
金魚すくいは近所の子供も含めかなり楽しんでくれました。最
近あまりできないものでもあるので。
裏話として、赤い金魚は小さいもので1匹12円、出目金は動
きが遅くすぐにすくわれてしまうのに20円。あと、金魚すく
い用の紙製の網も強度が何パターンかあって、小さい子供には
破れにくいもの、うまそうな方には破れやすいものを渡します。
すくうだけなら100円、持ち帰りたい人は3匹まで200円
とやれば、かなり儲かります。
あと、ルーレット式焼き鳥店は、最大50本が当たるようにし
て直径80cmほどの円盤をつくり、ぐるぐる回る矢印をつけ
ました。50本は1日2名ほど出ました。鐘を鳴らしたり写真
撮影をしたりして盛り上げます。
チケットを来校者に校内で売りつけるお店がほとんどの中、そ
うした営業活動なく、行列が絶え間なく続きました。関わって
いる人の1人あたり売上や利益はダントツだったと思います。
でも人気が出るのは当たり前だと思いました。逆に他のお店が
何も考えていないのです。とにかく営業でさばいて、儲かれば
いい、自分たちが楽しければいい、という感じ。
人生もまずは自分が楽しめなければ意味がない。ただ、自分が
ある程度楽しめるようになれば、次はまわりを楽しませること
を考えるようになっていってほしい。
自分のことで精一杯の厳しい時代だからこそ、レイモンド・チ
ャンドラーの、
「厳しくなければ生きられない、
しかし優しくなければ生きる価値がない」
という言葉には重みを感じます。(前職の役員の方が部下の披
露宴でよくお話されていました。祝辞で長々話して嫌われる人
も多い中、この一言だけで終わりです。)
商売も人生も、「何のために」を追求し、「世のため人のため」
を外さなければうまくいきます。