┃ コラム 「思いやり」
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┃ 大竹 舞 2006/4/20
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大学時代、とても変わったサークルに入っていました。
勧誘の最初の一言は、
「今、サークルの勧誘をしているのですが、
話聞いてみませんか?」でした。
サークルの名前も明かされないのに、
よくついていったな、と今になって思います。
プして学生全員から年会費をいただき、その資金で活動して
いました。
医者にかかったときにお金が戻ってくる医療給付や、無料で
受けられる健康診断などを開催する、健康保険組合の学生版
のような団体です。
一番の悩みは、ボランティアで活動を行なっていたため
「仕事を他人に強制することができない」
ことでした。
その人のモチベーションに任せるしかないのです。
強制しすぎると簡単にやめられてしまうからです。
誰も最初から活動に興味があって入るわけではないので、
一人でがんばりすぎると、「何で入ったんだろう?」と
必ず壁にぶち当たります。
その時の解決の鍵は「思いやり」でした。
雰囲気がいい、ということと、学べる環境があるということ
もありましたが、サークルのメンバーのことが基本的に大好
きで、「ありがとう」と言われることが何よりのご褒美でした。
思いやりがあまり無いような学年になると、お互いが不満を
持ち始め、仕事をしなくなり、みるみる雰囲気が悪くなりました。
そんな状況を見ながら、
「思いやりが無くなったら世界は簡単に滅びるだろうな」
と感じていました。
自分の利益のために争いを行なう人がいる一方で、マザーテレ
サのような自分を犠牲にしても他人のために生きるような人
がいるから、世界は何とか成り立っているような気がします。
ら喜ぶことのできる器量の大きさと、笑顔、そして人のため
にさっと動くこと、「ありがとう」という気持ちが自然と行
動になること・・・たとえどんな環境にあったとしても
意識をして、持ち続けたいと感じた新年度の始まりでした。