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┃ コラム 「仕事を通して感性を磨く」
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┃ 清水俊博 2006/011/6
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「オレの目にも涙」
2006年度のセ・リーグ覇者、中日ドラゴンズを率いる落合博満氏。
選手時代から孤高の一匹狼で知られていた落合監督が、涙しました。
皆さんは強く心を揺さぶられることがありますか?
感動しやすいほうですか?
私は映画や小説でよく泣きます。最近J-POPで増えてきた
ドラマ仕立てのPVを見るだけで泣けてきます。
ベタなものでも泣きます。
超涙もろいです。いや、涙もろくなりました。
しかし、私はこの変化を非常に喜んでいます。
皆さんは難解な論説文やビジネス書を読んで感動したことがありますか?
小説を読んで感動することはあるかと思いますが、
おそらく「ビジネス書で感動」などあまり経験がないと思います。
実は、私はビジネス書でも感動するようになったのです。
私は、名書と呼び声高い
・「ビジョナリーカンパニー」(ジェームズ・C・コリンズ著)
・「人を動かす」(D・カーネギー著)
の2冊を10代のうちに読みました。
この2冊は、経営において、いや経営以外でも非常に大切だと言えるエッセンスが
凝縮されています。
ですが私はそのことに気付かず、単に字面を追うだけで「なんや当たり前のこと
書いてるなぁ」と思っていました。
今ここに書かれている事柄がどれだけ大切な訓示を内包しているか、
全くその価値に気付かなかったのです。
最近、社会に出て多少の労苦を重ね、少し成長したかなと思い始めた矢先、
ふと再び「ビジョナリーカンパニー」「人を動かす」を読みました。
すると、非常に強い衝撃を受けたのです。感激しました。もう陶酔状態です。
どうも私は仕事を通して成長し、感受性が養れていたようです。
これより
・自分のレベルを超える本を読んでも、得られるものは少ない
・本を読んだ際、内容を「わかったつもり」でいることが非常に多い
という2点を実感しました。
つまり、本のレベルに自分が追いついていなかったのです。
また、この経験より
・感受性の高まりは成長している証拠
ということに確信を持ちました。2回目の読書では、
1回目に気付けなかったことに数多く気付き、感動すら覚えました。
そのことが何よりの証です。
それ以来、私は【本のレベルに追いつくことは、感受性が鋭くなっているということ】
と思い、自分の成長度合いを測る尺度として本を用いるようにもなりました。
その後私は、日常生活でも感受性の高まりを実感するようになりました。
今まで何とも思わなかったものにも心を揺さぶられるようになりました。
気付きが増えました。
感受性の高まりはすなわち心の成熟。人間性の成長を示します。
仕事によって私は人間性を高められていたようです。
冒頭の落合監督。
孤高。一匹狼。我が儘...
散々に言われてきた氏が泣いている。感極まったとはまさにこのこと。
氏の人間性を垣間見た気がします。氏にとって、仕事である野球は自身を
成長させるものでもあるようです。
みなさんは日々の生活で成長を実感できていますか?
時には、思いっきり感激してみましょう。
ただし、いつもと違った【仕事】という方法で。