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バーチャルと現実

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┃ コラム 「バーチャルと現実」
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┃                                      川本智美
   2007/03/29
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先日、電車に乗っていると隣に座った二人組みが話していました。
『ネットがあれば、生きていけるし。外に出るのは面倒臭い』
『それで十分に生活していける』
そういった内容の話です。

私はそれを聞いて、少し恐いと思いました。
インターネットと現実が混同されているように
感じたからです。

確かにそういう考えを持つ人が多くなっても
不思議はありません。

例えば、『セカンドライフ』という仮想世界。

アメリカを中心に200万人を集めるコミュニティサイトで、
日本でも最近、話題になっています。

自分の分身が仮想の世界で生活をしていく。
ここまでであれば、これまでにも同様のものがありました。
特徴的なのはこの世界での通貨が現実の資産となること。
セカンドライフ内で投資をして億万長者になった方も
いるというのだから、驚きです。

Tシャツの入手方法から、着方まで教えてくれる親切さ。
自分でカフェを経営することも可能ですし、
会社を立ち上げることさえできます。

各企業も注目していて、「トヨタ」「日産」「デル」などの
有名企業もセカンドライフに土地を購入しているというのだから、
企業戦略の場にもなりつつあります。
実際に「IBM」などは仮想世界内で記者会見を開きました。

パソコンの前でキーボードを叩くだけで、日常生活が可能。
さらには経済界にまで及ぶ影響力を持っている。

ただし、バーチャル世界には法律も罰則もありません。
危害が現実に及ばない限り、罰せられることはないということです。

バーチャルと現実の境目が分かり辛くなっています。
便利になった面も多くあります。

それでも現実は別のもので、問題点もある。
そのことを忘れずに、利用していけたらと思います。

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2007年3月29日 16:25に投稿されたエントリのページです。

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