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┃ コラム 「社会人でもたまには高校生になったつもりで。」
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┃ 坂口聖子 007/8/23
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先日、『高校生が感動した「論語」』という本を読みました。
日本の慣用句の中には中国から由来するものが沢山あります。
これらの簡単な意味は、みなさんもなんとなくお分かりかと思います。
ただ私は、高校生までは授業などで頑張っていた「読解」を
ついついしなくなっていました。
時間を見つけて、あえてしてみようという気持ちになったのは、
本との出会いのおかげです。
ちょっと訳を書きます。
江乙(こういつ)が荊(けい)の宣王にこんな事を話しました。
虎はお腹が空いたので獲物をさがしておりました。
狐を捕まえたのですが、その狐が言うには、
「あなたは私を食べてはなりませんよ。
なぜならば、国王が私を全ての生き物のリーダーにしたのですから。
もしあなたが私を食べたならば、国王の命令に逆らったことになります。
信じられないというのであれば証明してみせましょう。
私があなたの前に立って皆の中を歩いてみせます。
すぐ後ろを歩いて見ていなさい。誰もが私の姿を見て走って逃げますから。」
虎は
「ではその姿をみてから判断しよう」
と、狐の後ろをキッチリくっついて歩きました。
本当に誰もが、狐と虎の姿を見て走って逃げだしたのですが、
虎は皆が自分の姿を見て逃げているとはついぞ思わなかったそうです。
そして、狐が言っていたことは正しいことだと思いこみ、
狐を本当にリーダーと見なして食べることはありませんでした。
江乙對曰、虎求百獸而食之。
得狐。
狐曰、子無敢食我也。
天帝使我長百獸。
今、子食我、是逆天帝命也。
子以我爲不信、吾爲子先行。
子隨我後觀。百獸之見我、而敢不走乎。
虎以爲然。故遂與之行。
獸見之皆走。
虎不知獸畏己而走也。
以爲畏狐也。
「虎の威を借る狐」です。
「昔を振り返る」ということは、
先に進むためには、時としてあまり良くないこともあると思います。
けれど、せっかく過去の偉人の考えなどが、
今でも読めるような形で残されているのですから、
ふとした時に読み取ることも無駄ではありません。
就職活動でも、普段の仕事でも何か新しい事を見つけて、
考えなければいけないこともあります。
数百年、数千年と語り継がれた言葉にはやはり重みがありますから、
たまには先人の知恵をかりてもよいのではないでしょうか。